以下、DELLの製品サポート対象外となるので注意。
試す場合は、自己責任で。
1.はじめに
DELL
PowerEdge SC1430の標準グラフィックは、2D描画しかできないES1000(オンボード)。でもそれじゃ最近のゲームはできないし、VistaのAeroも動かないし、正直不便。
じゃあグラフィックボート(以下グラボ)を増設と思ったら、
SC1430には、x8のPCI-ExpressとPCI-Xだけ。ほとんどのグラボがx16のご時世、x8のPCI-e規格のボードなんかあるわけなく、グラボ増設は無理かと。
と思ったら世の中には、グラボの端子を削ってx16のグラボを無理やりx8のスロットに載せてる漢がいるとか。
そんな分けで、
グラボ削りに挑戦!
2.サマリー
グラボ削りを纏めると、以下の通り。
・玄人志向 GF7300LE-LE128H
グラボ削りで
SC1430に実装成功。
・グラボは50ピン以降を削除する。
・端子間でショートしないよう端子部分を全て削除する。
・グラボを認識しない場合は再度やすりで削ってみる。
→端子間のショートの可能性が高い。

fig.1 グラボ削り纏めの図
3.準備
準備した物は以下の通り。
(1)グラボ
・玄人志向 GF7300LE-LE128H
(2)道具
・マジック(端子を数えてマークするため)
・カッター
・ヤスリ(小さめの平やすり)
・Pカッター(プラスチックカッター。ヤスリで根気よく削っても良いが^^;)

fig.2 GF7300LE-LE128Hの図
4.解説
PCIeの特徴のひとつが、レーン数のフレキシビリティ(柔軟性)とか。(
wikipedia参照)従来のバスの場合、スロットとカードの両方がまったく同じ規格でなければならなかった。ところがPCIeでは、
・x16のスロットに、x8のカードを挿入。
とうことが出来るとか。
スロットの物理的な形状により、通常はその逆(x16カードをx8スロットへ挿入など)は無理であるが、規格上電気的には通信が可能である。従って、スロットまたはカードの一部を削ることで無理やり挿入することが可能である。
参考として、PCIeの概要を以下に示す。
Table.1 PCIe概要
tom's hardwareにPCIeの配線図があるので、そちらも参照。
4.手順
手順といっても、ピンを数えて、ひたすら削るだけだが。
インターネットを検索すると、リューターで削る人が多いらしい。自分はそんなの持ってないので、手で地道にヤスリがけ。
(1) ピンのチェック
サインペンでマークしながらひたすらチェックするだけだが・・・
(2) 削る
・キーピンの50ピンをヤスリで削る。

fig.3 ヤスリで50ピンを削除
・削りたい部分の境界にカッターで溝を作る。(Pカッターで切るガイド作成)

fig.4 カッターでガイド用の溝作成
・Pカッターで溝を作り十分溝を作ったら丁寧に折る。

fig.5 Pカッター
(3)接続確認
削り終わったら、スロットに挿して動作確認。
最初は下の図のように、端子上部のスロットにあたらない部分を残した。
ところがこれだと端子がショートしていたらしく、PCIeの認識部分で「PCIe Training Error : 」というエラーが表示された。

fig.6 グラボ削り失敗例
グラボを抜いて、
サマリーの図のように、端子部を全て削って挿しなおしたら無事認識!。
完了!
−参考情報−
・
"PCI Express Mode Examination With SLI Pending", tom's hardware
・
DELL PowerEdge SC420 PCI-Express X16 カードをX8レーンで使うためには
・
PowerEdge wiki
・
ビデオカード加工画, パソコンいじりたおしの日々